戸石のたちばな漁協。
橘湾を舞台にトラフグの養殖事業をされている光丸水産・里喜仁さん。
昨年、議員インターンシップを受け入れた際、「水産業の6次産業化」をテーマの一つとして政策コンテストに出場いたしました。
その際、全面的にご協力いただいたのがたちばな漁協さんと里喜仁さんでした。
里さんの愛情に満ちた養殖事業を目の当たりにした私たちは、一匹の魚が稚魚の頃から育まれ、食卓に届くまでにどれだけの丁寧に愛情をかけられているのかを知り、水産業の奥深さを教えていただきました。
どんな天候の時も、嵐の海も、乗り越えて必ず魚たちに会いにいく里さん。
手入れの行き届いた筏。
非常に広い面積でありながらも荒れた様子はなく、いつも何度も通ってこられているのがわかる様子に胸打たれました。
そして前回の記事でもご紹介したように、娘の美咲さんの思いを知り、
私たちとしても、何かお手伝いができないだろうかと考えたのでした。
お二人との出会いは、このうみとぴあが立ち上がった大きなきっかけでもあります。
生産するだけではなく、販売すること、加工すること、広報すること。
その全てが生産者さんに任せられているのが現状ですが、それはあまり現実的ではありません。
生産者さんには生産することに集中していただくことが、安心安全な食が守られることでもあると思います。
そこで、それらの業務はそれぞれの得意な方に任せていく。
そのマッチングをしていくことを、水産業の6次産業化としてテーマに掲げました。
戸石のたちばな漁協さんにおいて提案させていただいたホームページの改修と通販システムの導入。
そして広報戦略部隊の結成などはすぐに導入していただき、変化がもたらされました。
このうみとぴあを通しても、多くの方々の真摯な姿をお届けし、
商品を選ばれる皆様にとって安全と安心だけでなく、そこにある思いも受け取って食事を楽しんでいただけるようにと願っています。